ルノワール展に行ってきました。
こんにちは、パンダおじさんです。
平日だというのにずいぶん混雑していて、係の方に質問すると、土日はもっとすごいとのこと。その盛況ぶりは、日本でのルノワール人気を物語っていますよね。
特に女性客が大半を占めている感じでした。
ルノワールの代表作でもあり、写真のように看板にもなったこの作品
『ムーラン・ド・ギャレットの舞踏会』初来日だそうです。
今まで疑問といいますか、勝手に思い込んでいたことが2つあります。
ひとつは絵のサイズです。
そんなに大きくはないと思っていましたが、幅176.5cm×131.5cmの大きな絵でした。
結構大きいんですよ!! 感動・・ (ルノワール1876年)
そしてもうひとつの思い込みは描かれている手前の二人の女性の顔が同じよう、な顔なので、ルノワールが描く女性の顔は、皆同じなのだろう、ということでした。
その疑念は展示されていた、たくさんの作品を観ることで、払拭できました。
彼はたくさんの人物像を描いていて、雰囲気的には似ている傾向はあるけれども
まったく違う顔を、描き分けていたからです。
それで思ったのが、この二人の女性が姉妹であったら全て納得できるな、ということでした。
調べてみると、ベンチに座っているのがエステル、そして肩に手をあてているのが姉のジャンヌという方だそうです。
お二人とも絵の素人モデルだそうです。
なんだ、そういうことだったのか・・全て納得、納得。
ルノワールさん勝手な思い込み失礼しました。
展示されている作品の中でもっとも気に入った作品はこの『草原の坂道』です。
ゴッホにも似た筆のタッチ、手前の赤いひなげしの花の印象的なこと。
人物画の多い印象ですが、風景を描くとこんな感じなんですね。
さてゴッホといえば、この展覧会にもオルセー美術館から来ておりました。
『アニエールのレストラン・ド・ラ・シレーヌ』ゴッホ(1853-1890)
しばらくその場で釘付けになってしまいました。深く感動・・
また私のゴッホと同様、深く愛するコローの作品も来ておりました。
『ニンフたちのダンス』コロー(1796~1875)
そういうわけで、会場では少しだけ、ここは?オルセー美術館?
という錯覚にとらわれました。
ルノワールの作品だけではないところもこのルノワール展の良さのひとつだと感じました。
また会期中に(空いているときに)来たいな。
そう思いながら、美術館を後にしました。
出口からは六本木ヒルズが・・
友達はこんなとこで働いているんだな、などと思いながら帰路へ。
8/22までに、もう一回来たいな。
さて
こういった絵を見てから、見せられるほうは、たまったもんんじゃないでしょうが、
私が今年埼玉県展に出品し、落選した油絵F30号です。(910×717mm)
題名は『花とパンダと』・・はい、また来年頑張ります。
毎年埼玉県展の洋画の入選率は40%くらいだそうです。
私には低いようで、とても高い壁。
私だけではないと思いますが、美術館で素敵な絵に触れると、無性に絵を描きたくなります。
帰りみち七夕と何かのキャラの展示が秋葉原駅に・・
なんだろ?ま、いっか。
最後に上野駅のフラワーショップで一枚、二枚。
店員さんの話では、あまりにも暑いので少しでも涼しい気分になれるようにと、青色をセンターに配置したそうです。
そろそろ、ひまわりですか?と聞くと、あ、裏側にありますよひまわり・・と。
黄色いひまわりと黄色いバラ、こちらも素敵ですね。
部屋に欲しい・・ひまわりと薔薇各一輪・・
パンダおじさんでした。